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柱と木栓

長い時間をかけて自然が育んだ木はひとつとして同じものはありません。
同じ等級の木材でも、少しずつ木の状態が違いますので
部位に応じて配置を心がける必要があります。
柱は建物の加重を軸で受け止める部材ですから、
耐久性と強度を備えた桧の4寸角を使用します。
柱の両端に加工された「ほぞ」(土台や桁にあけられた穴に差し込む突起)
を長くとることで引き抜け強度や横揺れに抵抗させることができます。
一つ一つではそれほどではないかもしれませんが、
100本近くの柱ともなると耐震性に優れた構造になります。
土台との結合では、貫通させた「ほぞ」に樫の木栓を打ち込んでさらに丈夫な構造にしています。



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