今回のお話は、和室の天井仕上げのお話

最近では、和室がない住宅もあるくらいですが、畳でゴロンとする気持ちよさはどなたにでも思い出があるのではないでしょうか。そんなとき目にする天井
にもピノキオ工房ならではの仕上りがあります。さて、どんな天井仕上りなのでしょう。

茶室の天井に用いられることが多い「網代天井」は、ネズコやサワラ、スギなどを特殊なカンナを使い、紙ほどの厚み(0.2mm〜0.3mm)でスライスしたものを竹細工のように組んだものです。3尺x6尺の合板に貼り付けた規格品を使うことが一般的ですが、ピノキオ工房では材料のスギを3ミリ!の厚みに挽き揃え、さらに「うづくり加工(木目出し)」し天井に直接組み上げていく手法。木のやわらかさが表現され趣のある仕上りになり、また、灯りのあたり方で微妙な木目の凹凸が浮かび上がります。組み方によって、市松模様(標準の天井仕上げ模様)、矢形模様、石畳模様など変化に富む仕上りができます。和室にこだわらず、玄関の天井や、洋室に用いることもあり、材料の巾や色合いなど変えることでいろいろな表情になります。
形状の墨出しから張り上げまで、一日中天井を向いたままの作業は結構首にきますよ(笑)

  「なにこの天井!?」

人に、環境に、家計に
やさしい家づくりの話
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   4月28日掲載

タウンニュース記事の解説                        

網代天井の詳細


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