やっぱり、木の家。
時代遅れかと思われるかもしれませんが、
住宅の建築に好適な木材産地の山から木を伐り出し、
構造材や下地材、建具材などの必要寸法にあわせて製材し
天然乾燥させて家づくりをすることに生きがいを感じ、
「なんとなく落ち着く」
「厳しい季節も過ごしやすかった」
「身体に馴染んできたような気がする」
といった言葉が聞きたくて
お客様の希望に寄り添った設計と素材選びを提案しています。
私たちのつくる家はたくさんの木を消費しますが、
一部の天然木を除いてほとんどが産地で植林された木材です。
伐採し利用されたあと植樹する長期的な循環によって、
再生可能な資源となるのですから環境への負荷も
小さくすることが可能ですね。
日本の木を利用して家づくりをすることで、
山が潤い、手入れが行き届くのであれば
よりいっそうの良材が安定的に供給されることにつながり、
結果的に私たちも良い仕事をさせていただくことが出来るように
なるのではないかと思います。
また、木という素材を最大限に活かしきるためには
家づくりにたずさわる職人たちの知恵と工夫、経験がものをいいます。
長年培った経験値は本物の木の住まいづくりにかかすことはできません。
けして、借り物のコンセプトではできないのです。
いまさら木の魅力や効果を声高に伝える必要はありませんが、
人が住む器を構成する素材としてはこれ以上のものはないと思います。
木の持つ強靭さや粘り強さ、やわらかさや肌触りを活かしつつ、
珪藻土や漆喰などの自然素材をとりいれながら
次世代の断熱性能を実現する断熱材や断熱窓を組み合わせて、
より快適な住空間の住まいづくりを提案しています。